創設者
継手と共に歩んだ75年
スウェージロックは、このたび創業75周年を迎えました。これもひとえに皆さまのご支援とご厚誼の賜物と深く感謝しております。これからも過去の成功に驕ることなく、お客さまのスピードと世界の変化に合わせて、成長と発展に邁進する所存です。
フレッド・A・レノンは1947年7月、妻の叔父から借りた500ドルを元手に当社を設立しました。創業75周年という節目を迎えられたことは、価値に基づく企業風土、従業員とインフラへの継続的な投資、業界をリードする革新的な販売/サービス・モデル、そして何よりも高品質の製品、サービス、ソリューションに期待を寄せてくださるお客さまを大切にする姿勢というレノンが掲げたビジョンの賜物に他なりません。
1940年代
1946
フレッド・A・レノンとカレン・B・クロフォードが出会う。2個のフェルールを使用した画期的な圧縮タイプ継手「Swagelok®チューブ継手」が誕生。
1947-1948
クロフォードとレノン、クロフォード・フィッティング社を設立。翌年、レノンはクロフォードから全事業およびSwagelokチューブ継手の特許を買い取る。
1949
レノン、スウェージロック製品の独占販売権を持つスウェージロック指定販売会社(SSC)のネットワークを確立。最初のSSCとなるR.S.クラム社が設立され、米国北東部にてサービスを提供。
1950年代
1950
クロフォード・フィッティング社が初めて建設したクリーブランドのプラントが、1950年から1965年まで同社の本拠地となる。
1950年代
Cajon®パイプ継手やNupro® ニードル・バルブを製造する小規模ながら戦略的な会社の設立や、ケンモア・リサーチ社やホワイティ・リサーチ&ツール社などの買収により、スウェージロックの製品ラインが拡充。
1950年代
リージョナル倉庫のネットワークを構築することで、スウェージロック指定販売会社を通じた迅速な製品提供を実現。
1960年代
1964
クリーブランドの施設が手狭になったため、1964年にクリーブランド郊外のソロンにおいて新社屋の建設に着工。
1965
高圧用のバルブおよび継手の製造を専門とするスノートリック社を設立。
1969
ヨーロッパにおいてスウェージロック製品を販売することになり、ヨーロッパ初となるリージョナル倉庫を建設。オランダ、オーストリア、ベルギー、ドイツ、スイス、イギリスの顧客にサービスを提供。
1969
宇宙飛行士ラッセル・L・”ラスティ”・シュウェイカートが、地球上空192 kmを周回するアポロ9号月着陸船に乗り込み、船外活動を行う。シュウェイカートが装着していた生命維持装置には、スウェージロックのバルブおよび継手が採用される。
1970年代
1970
スウェージロック製品は、その後も非常に重要なアプリケーションにおけるスタンダードとなる。そのうちのひとつが、6,000 フィート(1,830 m)以上まで潜水可能な世界最先端の潜水調査艇アルビン号である。
1972
アジアにおいてスウェージロック製品を販売することになり、アジア初となる倉庫を日本に建設。
1975
バイキング1号が火星に着陸し、スウェージロックの継手を使用して土壌サンプルを採取。
1980年代
1986
「スウェージロック・カンパニーズ」としてブランドを統一。スウェージロックの名称に統合するための第一歩となる。
1980年代
フィンランド、南アフリカ、中国、香港、タイ、ポーランド、ハンガリー、チェコ共和国に販売網を拡大。
1990年代
1997
長年にわたる先進的な製品の開発を通じて著しい成長を遂げた後、ロゴおよびブランド名をスウェージロックに統一し、アイデンティティを確立。
1990年代
チリ、アルゼンチン、イスラエル、ブラジル、コロンビア、ベネズエラ、中国、ベトナム、インド、フィリピンに販売網を拡大。
1998
スウェージロックの創設者フレッド・A・レノンが92歳で逝去。会社はスウェージロック基金を設立、レノンの家族はフレッド・A・レノン慈善信託を設立し、レノンによる慈善団体、非営利団体、市民団体への支援を継続。
2000年代
2000年代
中国、インド、日本、スイス、米国にテクノロジー・センターを設立することを発表。次いでブラジルにもテクノロジー・センターを設立。
2003
ケンマック社を買収し、圧力レギュレーターをはじめとする幅広い配管制御製品をラインアップに追加する。スウェージロック・リミテッドに社名変更し、マン島でトップクラスの雇用主として規模を拡大。
2004
オハイオ州ソロンにあるスウェージロックの主要施設に隣接して、33,500 m2のオーダー・フルフィルメント・センターの建設に着工。同センターへの入居が2006年に完了。
2006
この10年間、進化し続ける半導体、オイル、ガス、代替燃料業界をサポートする革新的な新製品を続々と発売。
2007
圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするフォルクスワーゲン・キャディが世界一周を達成。その燃料システムにはスウェージロックのバルブ、ホース、チューブが使用されており、ガソリン以外の燃料の輸送手段としての可能性を示す。
2008
中国・常熟に工場を建設し、部品の製造を行うと同時に、スウェージロックの生産能力および人材へのアクセスを戦略的に拡大。
2010
スウェージロックが培ってきた専門知識やソリューションをお客さまに直接お届けするべく、フィールド・エンジニアを導入。現在、100人を超えるフィールド・エンジニアが在籍。
2010年代
2014-2016
地域社会に対する継続的な支援活動の一環として、2014年には製造業従事者の需要増に対応するための革新的なプログラム「Right Skills Now」の立ち上げに協力。2016年には組織として初となるハビタット・フォー・ヒューマニティーの家をクリーブランドに完成させる。
2018
フォーブス誌が選ぶ優良中堅企業の49位にランクイン。
2018
メーカースペースを社内に開設し、従業員が職場で創造性を発揮し、同僚と協力し、新しいアイデアを素早く構想に落とし込み、迅速にプロトタイプを作成できるよう図る。
2019
継続的な売上増を支えるべく、オハイオ州ハイランド・ハイツおよび中国・常熟の生産能力を拡大。
2020年代
2020
トーマス・F・ロジックが、スウェージロックの創業者一族で3代目となるトップに就任。父と祖父が築いた価値観に基づき、会長兼CEOとして、顧客を重視するアプローチの強化に取り組む。
2021
約11,500 m2の広さを誇るグローバル本社およびイノベーション・センターが完成し、ソロンのメイン・プラントおよびオーダー・フルフィルメント・センターと一体になった最先端のメイン・キャンパスが誕生。