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スウェージロック、イーグル・スカウトを対象に「エンジニア1日体験」プログラムを実施

Eagle Scoutsのエンジニアのスウェージロックでの1日

スウェージロック、イーグル・スカウトを対象に「エンジニア1日体験」プログラムを実施

Chuck Hayes

ボーイ・スカウトにおける「イーグル・スカウト」は、スカウト(隊員)の中で最も栄誉あるランクです。ボーイ・スカウト・アメリカ連盟(BSA) の理事会による長い審査プロセスを経て、イーグル・スカウトを獲得できる青少年は、全体のわずか4%にすぎません。スカウト向けのプログラムの中には、地域社会のメンターとの交流促進を目的とするものがあります。スウェージロックは、メンターのサポートの下で工学分野について学ぶことができる「エンジニア1日体験」プログラムを立ち上げ、イーグル・スカウトに提供しています。

イーグル・スカウトのランクを獲得するには、以下の条件を満たす必要があります:

  1. ライフ・スカウト(イーグルの次点ランク)を取得してから少なくとも6か月間、所属する隊やチームなどで精力的な活動を行っていること。
  2. 日々「スカウトの誓い」と「スカウトの掟」に従って行動していることを証明するべく、個人的に交流がある人物の名前をリストアップし、推薦状を作成してもらうこと。
  3. 合計21種類のメリット・バッジを獲得すること。これには「緊急時への備え」や「救急」といった必須バッジが含まれる。
  4. 隊のリーダーを2回以上、かつ16か月以上務めること。
  5. 活動の集大成となる「イーグル・スカウト・プロジェクト」を自らの計画と主導で完了すること。地域貢献を目的とした本プロジェクトは、計画と実践に数か月を要する場合もある。

エリー湖カウンシル」 のスカウト・エグゼクティブであるマーク・J・ライアン氏は次のように述べています。「オハイオ州北東部におけるスカウト活動は、100年を超える歴史があります。イーグル・スカウトになるには、相当な努力が必要です。少年少女の段階から始めて4~6年、ときには8年もかけてようやく達成できる取り組みというのは、普段なかなか目にすることはないでしょう。一所懸命に努力するだけでなく、目標を立てて計画に沿って達成する能力がなければ、イーグル・スカウトにはなれないのです」

イーグル・スカウト向けの「エンジニア1日体験」プログラム

ライアン氏がCEOを務める「エリー湖カウンシル」は、オハイオ州北東部の青少年や成人向けに1万5,000以上のプログラムを提供する団体です。その一環として、スウェージロックと協力し、メンターを務めるスウェージロックのエンジニアとイーグル・スカウトが交流する短期集中プログラムを開催しています。高い志を持ったスカウトは、エンジニアの仕事の舞台裏に触れ、スウェージロック社員が日常の業務をこなしている様子を見学し、授業だけではわからない工学分野の現実を学びます。

ライアン氏は語ります。「スカウトが地域のビジネス・リーダーと直接交流できるというのが、このプログラムの一番のポイントです。スカウトでないと得られない体験とも言えるでしょう」

このプログラムは、イーグル・スカウトが専門職について再考するきっかけともなっています。例えば、興味が機械工学から設計工学に移る子供もいれば、その逆のパターンもあります。これは、スカウトが工学分野における各専門職の特徴や細かな違いをきちんと理解したからにほかなりません。

スウェージロックの取り組みが他社のモデルに

「エリー湖カウンシル」では、全社を挙げてメンタリングに取り組むスウェージロックの取り組みが、その他の企業のモデルになると考えています。そして「エリー湖カウンシル」とスウェージロックは、共に「リーダーの育成」という目標を掲げています。

メンタリングは1日かけて行います。イーグル・スカウトは、まずスウェージロック社の概要を学びます。その後、スウェージロックのエンジニアが、チューブ継手やバルブなどのスウェージロック製品のデモを実施し、さまざまなシステムや業界におけるそれらの活用方法について説明します。

スウェージロック社のアプリケーション主席エンジニアで、「エンジニア1日体験」プログラムの責任者も務めるチャック・ヘイズは次のように語ります。「取り上げる内容は、問題解決の手法、エンジニアの業務、材質の強度、製品の製造性など多岐にわたります。また、実際に材料試験を行って材料が破損するタイミングを調べます。予測や仮説を立て、それらが合っているかを確かめるのです」

若きスカウトは、「エンジニア1日体験」プログラムを通じて、現実的な視点でエンジニリングの仕事を見つめ直し、設計面で工学が果たしている役割と比較検討するといったこともできます。

「丸1日かけて工学について色々と学んだ後、「これが本当に自分のやりたいことなのか?」と自らに問いかけ、その答えを見つけて欲しい。それが私の願いです」とヘイズは語ります。

「エンジニア1日体験」プログラム以外にも、スウェージロックは数多くの地域貢献プログラムに参加しています。例えば、地元の学校向けのSTEM教育のサポート、工学を学ぶ学生に対する大学レベルの教育機会の提供、科学や工学に興味を持つ学生向けのインターンシップ・プログラムの実施などがあります。スウェージロックが取り組んでいるサステナビリティ活動や地域貢献活動に興味がございましたら、最寄りのスウェージロック指定販売会社までお問い合わせください。

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