オイル/ガス施設の漏れに対処するには
マイク・アッケンバックが、漏れについて注意すべき点、そして漏れを未然に防止する方法について説明します。
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ベス・ニーザー:
「Ask Swagelok」へようこそ。私ベス・ニーザーがオイル/ガスおよび化学業界担当主幹のマイク・アッケンバックとお届けします。本日はオイル/ガス施設における漏れの軽減を取り上げます。
ベス・ニーザー:
オイル/ガス施設における漏れは重大な問題ですか?
マイク・アッケンバック:
はい、大きな問題です。私たちは漏れを3つに分類しています。1つ目は実際の漏れで、外部漏れとシステムへの内部漏れに分けられます。外部漏れは冬に蒸気が流出するようなもの、内部漏れは真空状態の配管で外部から気体を吸い込む現象です。
2つ目はバーチャル(仮想)・リーク、最後は透過による漏れです。漏れによって施設内でさまざまな問題が生じかねません。中でも大きな問題はシステムの圧力と流量が変わることです。これによりボイラーやコンプレッサーの効率にばらつきが生じ、施設に問題が発生するおそれがあります。
最も重要なのは安全性です。多くの施設では窒息剤、発がん性物質、致死性または可燃性の物質が配管内を流れています。スリップ事故や凍結の可能性もあり、例えば凝縮水が床で凍結すると作業者にとって危険です。
次に構造物の損傷です。漏れによって腐食が生じると、安全上の問題になりかねません。実際、汎用バルブが揮発性有機化合物(VOC)の排出原因の約62%を占めています。
ベス・ニーザー:
62%ですか。非常に大きな数字に思えます。
マイク・アッケンバック:
大きな数字ですが、刑罰を受けて初めて漏れに気付くことも少なくありません。
ベス・ニーザー:
なるほど。
マイク・アッケンバック:
最後に生産性と歩留まりについてお話しします。漏れがあると最終製品が無駄になります。これを売れる製品に変えたいですよね。しかし漏れに対処するには多額のコストがかかります。場合によっては別用途や他のプロジェクトに投資する方が良いこともあります。
漏れを軽減できない場合、作業者の保護を強化する必要があり、施設の労働コストがかさみます。
ベス・ニーザー:
メンテナンス・チームはバルブ交換の必要性をどう判断できますか?
マイク・アッケンバック:
最も大切なのは、バルブの問題を特定できるようにすることです。最初に確認すべきはステム・シールです。ステムはハンドルとボディを接続しており、漏れや劣化、腐食があれば問題の兆候です。
フランジ・シールも同様に確認してください。押し出されていれば問題の兆候かもしれません。バルブ・ボディの状態も判断基準になります。さびや腐食、ファスナーの不具合も交換理由となります。
現場環境も確認しましょう。水滴が垂れていないか、何か溜まっていないか、外部構造に飛散物がないか。そして最後にバルブを作動させてみて、不具合がないか確認してください。引っかかる感じがあれば内部で何かが起きている兆候です。
ベス・ニーザー:
次の質問です。「いつどこで低排出認証付きバルブを使用すべきか」
マイク・アッケンバック:
炭化水素用には低排出認証付きバルブをお勧めします。設置条件下で検証されているからです。新品の低排出認証付きバルブはステム・パッキンを調節せずに何年も使用可能です。
ユーティリティ用バルブもすべて低排出認証であるべきです。誤って炭化水素に使用されるおそれがあるためです。
ベス・ニーザー:
施設内での漏れを防止するにはどうすればよいですか?
マイク・アッケンバック:
1つ目は漏れ検出と是正(LDAR)プログラムの導入です。LDARによって漏れを特定し、軽減やリスク低減が可能です。メーカーもLDARの取り組みを支援できます。
目標は検査・労力・時間を減らすことですが、最大の目標は誤用を防ぐことです。スウェージロックなら問題の軽減、適切なバルブ選定、MOC(変更管理)もサポート可能です。
他のバルブに交換する際にも有用です。バルブ性能に関わる設計上の問題の特定も支援できます。問題がプロセスではなく、振動、取り付け位置、種類、操作にある場合もあります。
最後に冶金学に目を向けることで、腐食を軽減しリーク・レートを改善できます。
ベス・ニーザー:
なるほど。アドバイスありがとうございます。ご視聴ありがとうございました。