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ミディアム・プレッシャー・ボール・バルブ、海洋水力発電装置に採用される

目的に合わせた設計:オーシャン・エッジ・サービス社、数十年の現場経験を活かして海洋水力発電装置を開発

すべては、あるビジョンから始まりました。サンティアゴ・チリ・ゴメス氏は、数十年にわたって海底の大規模なオイル/ガスの掘削プロジェクトに携わってきた経験から、複雑なプロセスの微妙な差異を学んでいました。当時ゴメス氏が勤務していた会社で水力発電装置(HPU)がもう1台必要になった際に、ゴメス氏がその製作を担当することになりました。しかし、ゴメス氏は、過去と同じ轍は踏むまいと心に決めていました。現場での自らの経験と知識を活かし、これまでの不備を是正し、より良いものを作ろうと考えたのです。

そこで最初に声をかけたのが、長年同じ職場で働いてきたジェレミー・ロジャース氏でした。ロジャース氏は、ゴメス氏による計画のラフ案を見て、海洋プラットフォームでの作業で遭遇してきた問題を解決する「目的に合わせた」設計というアイデアにすぐに賛同しました。2人が共同で設立したオーシャン・エッジ・サービス(OES)社は、 「作業者のために頑丈な装置を設計する」という理念を掲げ、大きな成長を遂げています。

そこでOES社はスウェージロックと協業し、HPUの安全性や信頼性の向上、および組み立て時間の短縮に欠かせない重要部品の提供を受けています。

圧力に耐える

OES社は、海洋オイル/ガス・プラットフォーム生産の遠隔制御が可能なHPUに特化しています。これは、オイル/ガス・プラットフォームの上側から海底に向かって水圧で装置を作動させるべく、137.8 MPaから413.4 MPaという非常に高い圧力を必要とするアプリケーションです。圧力を生み出すポンプから圧力を保持する接続部まで、すべての部品はオペレーターの安全と環境を保護するため、完璧に機能することが求められます。

安全第一をモットーに、ゴメス氏とロジャース氏は振動を除去することに注力しました。振動によって接続部の摩耗、抜け、ブローアウトが生じた場合、想定外のメンテナンスや事故につながり、死傷者を出す事態にもなりかねません。そこでOES社が着目したのは、HPUで使用するミディアム・プレッシャー・ボール・バルブでした。コーン&スレッドまたは圧縮継手エンド・コネクションを選択する一方で、アプリケーションに必要な圧力レベルを維持する必要がありました。

コーン&スレッド・エンド・コネクションは、長年にわたって海洋用途で一般的に使用されてきました。しかし、許容レベルのパフォーマンスを発揮させるには、振動グランドを追加して振動を最小限に抑える必要があり、この取り付け作業には知識と経験が求められます。また、コーン&スレッド・エンド・コネクションは、時間の経過とともに振動による緩みが生じやすく、接続部からの漏れを防止するには、現場で手作業による締め付けを行う必要があります。

そこでOES社は、コーン&スレッド継手の代替品としてエンド・コネクションが FKシリーズ・チューブ継手 の FKBシリーズ・ミディアム・プレッシャー・ボール・バルブ を採用することで、設計の改善を図りました。FKシリーズ・チューブ継手エンド・コネクションであれば、より安全かつ信頼性の高いHPUを構築することができ、組み立て時間とメンテナンスを低減することができます。

FKBシリーズ・バルブのエンド・コネクションには、NPTめねじとゲージによる締め付け度の確認が可能なSwagelok® ミディアム・プレッシャー・チューブ継手があります。後者は、バルブの取り付け時間とコストを削減するとともに、チューブをしっかりとグリップすることで優れた耐振性を発揮します。

そこでOES社は、FKシリーズ継手エンド・コネクションのFKBシリーズ・ボール・バルブに対して、過酷なテストを実施しました。

「さまざまなテストを実施しましたが、バルブの動作は非常にスムーズでした」とゴメス氏は話しました。「例えば、100対0と言った極端なストレスをかけるテストにもです。流体を流すと、シール部からきしむような音が聞こえたものの、 シール部は持ちこたえました。最高使用圧力は103.4 MPaのところ、なんと151.5 MPaまで耐えたのです。バルブを破壊するようなテストもしたのですが、壊れることはありませんでした

振動に関しては、OES社はFKBシリーズ・バルブのパフォーマンスに非常に満足していました。ゴメス氏は、 「FKシリーズ継手を使用すれば、振動に悩むことはありません。実際のところ、防振装置として機能しています。到達する圧力では、終日FKシリーズ継手を使うつもりです」と述べています。

生産性の向上とコスト削減

FKシリーズ・チューブ継手エンド・コネクションは、コーン&スレッド・エンド・コネクションと比べて約1/5の時間で取り付けることができるほか、納入後の手直しも不要なため、メンテナンス・コストの大幅な削減につながります。さらに、シンプルな取り付けプロセスを採用しているため、人為的なミスが発生しにくく、部品の耐用年数にわたって安定した信頼性の高いパフォーマンスを発揮します。

ゴメス氏によると、HPUの組み立てにかかる時間とコストが大幅に減少しています。 「FKシリーズ継手を使うようになってから、コーン&スレッド継手に比べて準備時間が98%も短くなりました」 とゴメス氏は語っています。

競争優位性の獲得

OES社とスウェージロックの関係は、年々発展し続けています。それは、信頼と協力の上に成り立っています。しかしすべての始まりは、OES社チームが目指したパフォーマンスと、同社が作ろうとしていた「目的に合わせた」設計を実現するのに役立つ製品でした。現在、OES社がHPUに使用しているスウェージロック製品は、FKBシリーズ・ボール・バルブ、FKシリーズ継手、IPTシリーズ・ニードル・バルブ、逆止弁、IPTシリーズ継手、中圧/高圧用チューブ、コーン&スレッド加工ツールです。

「私がスウェージロックを信頼しているのは、お客さまに最も安全で信頼性の高い製品を届けたいという思いが同じだからです。当社の成功を支えてくれているのはスウェージロックだと日々感じています」とゴメス氏は語っています。「これは今日の世界では他に類を見ないものであり、OES社にとっては競争上の強みなのです」

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