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水素ぜい性に注意すべき要因

水素ぜい性を引き起こす3つの要因を紹介します。

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クレイグ・ギフォード:
Ask Swagelok」へようこそ。本日は私クレイグ・ギフォードと、スウェージロック冶金上級研究員のバディ・ダムがお届けします。今回のテーマは「水素ぜい性に注意すべき状況」です。

バディ・ダム:
水素ぜい性は3つの条件が重なると生じます。1つめは引張応力、2つめは水素原子の存在、3つめは材料の感受性です。それでは詳しく説明しましょう。

引張応力の観点から言うと、高圧の水素を封入する部品は高い圧力による引張応力を受けます。これが1つめの要因です。2つめの要因は、曲げなど外部からの荷重です。このような荷重は一定の高圧が作用するような静荷重もあれば、圧力サイクルのような動荷重もあります。以上のことを理解しましょう。

2つめは水素原子の存在です。水素ガス・システムにおいて、二原子分子の水素(H₂)は酸素(O₂)や窒素(N₂)と似た状態です。H₂分子が合金の表面に接触すると2個の原子に分離します。最も小さな原子である水素原子は金属格子内に拡散して、水素ぜい性を引き起こします。

3つめは少し複雑ですが、材料の感受性です。概してすべての合金は水素ぜい性により何らかの影響を受けます。高強度の合金は一般的に延性が低いため、水素ぜい性による破損リスクが高まります。一方でステンレス鋼などの低~中強度の合金は延性が高く、水素の影響を受けにくいのです。

クレイグ・ギフォード:
ありがとう、バディ。ご視聴ありがとうございました。


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