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製造スキルの格差を解消する: 効果的なトレーニング・プログラムを構築する3つのステップ

製造スキルの格差を解消する: 効果的なトレーニング・プログラムを構築する3つのステップ

2018年9月5日 | Andy Hitchcock、製品マネージャー、グローバル・サービス担当

世界中の製造プラントで、ベテラン従業員の定年退職という問題が深刻化すると同時に、製造スキルの格差が生まれつつあります。 特に流体システムなどの重要な分野においては、ベテランの知識が失われる前に経験の浅い従業員の能力を高めることが、プラント・マネージャーにとっての急務の課題といえます。

このような状況で、将来に向けて安全かつ効率的なシステムを維持するためには、 適切なトレーニング が不可欠であることは明らかです。 では、どこから着手すればいいのでしょうか。 今回は、流体システムに関する効果的なトレーニング・プログラムを構築するための3つのステップを紹介します。

ステップ1: 全員を対象とする

トレーニングでは新入社員が優先されがちですが、あらゆる能力および経験レベルの従業員に学習機会を継続的に与えることも重要です。 従業員にとっては、現在の職務に対するトレーニングだけでなく、さらに責任の重いポジションを任せるための教育も必要なのです。 つまり、基本的な機械操作のスキルから本格的なシステム設計原理に至るまで、あらゆるレベルをカバーするトレーニング・プログラムを開発することが求められます。 従業員は、さまざまな機会を与えられるうちに、今後のキャリアを思い描けるようになるものです。 適切な成長の機会を提供すれば、サンプリング・システムのエキスパートを育成することも十分に可能なのです。

製造トレーニング・コースを選ぶ場合、または外部業者のプログラムを評価する際は、従業員の多岐にわたるニーズに応えられる総合的なサービス提供者を探してください。 流体システムのトレーニングであれば、経験の浅い従業員が必須スキルを学べるコースはもちろん、上級者向けや専門的な内容のコースも提供しているプログラムを見つけましょう。 幅広い内容をカバーするプログラムであれば、新人はチューブ継手の取り付け方、チューブの曲げ方、バルブの選定などの基本的なスキルを身に付けることができる一方で、専門的な役割を担う従業員は、サンプリング・システムの設計とメンテナンス、材質の選定、プロセス分析器のサンプリング・システムのオペレーションなど、さらに掘り下げた内容を学ぶことができます。four-learning-styles

効果的なトレーニング・プログラムは、複数の学習タイプに対応し、かつ講義と実務的な内容を織り交ぜたものになっています。 科学者や心理学者によると、人には視覚型、聴覚型、読み書き型、身体感覚型の4つの学習タイプがあると言われています。 トレーニング・プログラムは、あらゆる学習タイプに対応し、一人ひとりが積極的に参加できるようなものにしましょう。

ポイント: お客さまのプラントでこれまで培われてきた知識は、製造スキルの格差を解消するためにも、大切にすべきなのは言うまでもありません。 経験豊富な従業員は、トレーニング・プログラムの実施、計画はもとより、指導においてもリーダーシップを発揮することができます。

ステップ2: 経験を積んだ講師を探す

講師は、いわばトレーニング・プログラムを形作る建築家です。 エンジニア、整備士、技術者、メンテナンス管理者、オペレーターと共に現場での作業を経験している講師を探すことをお勧めします。 経験が浅い講師は、すぐに受講者に見破られます。 講師は、従業員が日頃直面する問題に関する知識が豊富で、彼らが日々働く環境に活用できる有効なツールや情報を提供できることが求められます。 例えば、プロセスや分析計装についての経験が豊富な講師であれば、課題が多いシステムのメンテナンスに関しても、重要な洞察を示すことができるでしょう。

製造スキルの格差を解消するという観点から、トレーニング講師の候補が条件を満たしているかどうかを判断する際の主なチェック項目は以下の通りです:

  • 提供者は品質やトレーニングに定評があり、他からの紹介や推薦状があるか
  • 講師は現場での経験があるか
  • ファシリテーターとしての高いスキルを備えた経験豊富な講師か
  • さまざまなスキル・レベルの受講者を教育できるか
  • コースには理論と実用的なトレーニング手法の両方が含まれているか
  • コース終了時に、継続的な学習および参考情報収集のためのツールが用意されているか
  • 各プラントの状況に合わせてプログラムをカスタマイズできるか

ポイント: 短時間で受講者を引き付けることができるプロフェッショナルな講師と、新米の講師との分かれ目は、結局は経験であるといえるでしょう。 優秀な講師は、面白いエピソードや実際の体験談を織り交ぜるなど、講座にメリハリを持たせて、トレーニング受講者の心をつかむことに長けてします。

ステップ3: 「忘却曲線」に対処する

効果的なトレーニングは、1回のコース履修で終わるのではなく、継続的なプロセスを導入しています。 人は、新たに学んだ知識を実際に応用するか、積極的に復習しないと、その半分近くをわずか数日で忘れてしまうと言われています。 この現象を図に表したのが「忘却曲線」です。 できるだけ記憶を定着させるため、効果的なトレーニング・プログラムでは、フォローアップ・コース、オンライン・ツール、再トレーニング、リファレンス・ガイドなどを提供することで、学習効果の強化を図っています。 最初のトレーニング後に、さらなるサポートが必要になった受講者の相談に進んで乗ってくれるような講師やトレーニングのファシリテーターを探しましょう。

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ポイント: 修得したスキルを日常的に使う機会がない従業員、または過去3年間に1回もトレーニングを受講していない従業員には、スウェージロックが提供している 流体システム・コンポーネントのトレーニング・コース による復習をお勧めします。

継続的な教育: 製造スキルの格差を解消するための基盤

ビジネス効率とオペレーションの安全性は、プラントのあらゆる側面において、従業員が適切なトレーニングを受けているかどうかにかかっているといっても過言ではありません。 流体システムの設計とメンテナンスの場合、それは基本から高度なスキルまであらゆる内容をカバーするトレーニング・プログラムを実施することを意味します。つまり、漏れ、ダウンタイム(停止時間)、メンテナンスを最小限に抑える方法を身に付けるために必要な基本スキルの教育(および強化)を行うことであり、さらには、十分なトレーニングを受けたエンジニアが、流体システムの設計原理を探求してオペレーションの合理化を実現することなのです。

コンポーネントの正しい取り付けやメンテナンスの方法から、一般的な安全性の問題への対処法に至るまで、適切なトレーニング・プログラムを実施すると、円滑なオペレーション、コスト低減、従業員の参画意識向上、収益性の改善につなげることができるのです。

製造トレーニング・プログラムの重要性はご理解いただけましたでしょうか? スウェージロックが提供するトレーニング・サービスの詳細につきましては、 こちら をご覧いただくか、 最寄りのスウェージロック指定販売会社 までお問い合わせください。

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