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継手の基礎:ねじのサイズとピッチを識別する

継手の基礎:ねじのサイズとピッチを識別する

2019年7月17日 | Andy Hitchcock、製品マネージャー、フィールド・サービス担当

一般産業用流体システムでは、1つひとつのコンポーネントを連携させて、プロセス流体を目的の場所に中継できるかがポイントとなります。 コンポーネントの接続個所から漏れが生じた場合、施設の安全性や生産性を維持することはできません。 流体システムに適した継手を見つけるには、ねじのサイズとピッチを理解し、識別することから始めましょう。

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ねじ/エンド・コネクションの基礎

経験豊かなベテランでも、ねじを識別するのは容易ではありません。 ねじを分類できるようになるには、 ねじとエンド・コネクションの一般的な用語 と規格を理解することが大切です。

  • 「おねじ」と「めねじ」: ねじは、継手に付いている位置によって「おねじ」と「めねじ」に分類されます。 継手の外側にねじが付いているのがおねじ、継手の内側にねじが付いているのがめねじで、おねじをめねじにねじ込んで接続します。
  • 「ピッチ」: 隣接するねじ山間の距離のことです。 ピッチを識別するには、NPT、ISO、BSPTなどのねじ規格を参照してください。 ピッチは、インチ当たりのねじ山数と、ミリメートル当たりのねじ山数の両方で表すことができます。
  • 「ねじ山の頂点」と「ねじ山の底点」:ねじの最も高い部分は「ねじ山の頂点」、最も低い部分は「ねじ山の底点」と呼ばれます。 頂点から底点に至る平面は「ねじ山の側面」と呼ばれます。

ねじタイプを識別する

ねじのサイズとピッチを識別する際は、まず適切なツール(ノギス、ねじピッチ・ゲージ、ねじピッチ識別ガイドなど)を準備してください。 これらを使って、対象のねじが「テーパーねじ」か「平行ねじ」かを識別します。tapered-thread-vs-straight-thread-diagram

平行ねじはメカニカルねじとも呼ばれます。平行ねじ自体にシールする機能はありませんが、チューブ継手のボディにナットを固定する機能があります。 漏れのないシールを実現するには、ガスケット、Oリング、金属同士の接触などによってシールを形成する必要があります。

テーパーねじは、ダイナミックねじとも呼ばれます。テーパーねじは、おねじとめねじの側面が相互に引き合うことでシールします。 ねじシール剤やねじテープを使ってねじ山の頂点とねじ山の底点の間のすき間を埋め、接続部からシステム流体が漏れるのを防止してください。

テーパーねじはセンターラインに対して角度が付いており、平行ねじはセンターラインに対して平行になっています。 ノギスを使用して、おねじまたはめねじのねじ山(第1山、第4山、最後の山)の頂点間の呼び外径サイズを測定します。 外径サイズが増加(おすエンド)または減少(めすエンド)している場合は、テーパーねじです。 外径サイズが同じ場合は、平行ねじです。

ねじ外径サイズを測定する

平行ねじとテーパーねじを識別できたら、次はねじ外径サイズを測定します。 再びノギスを使用して、ねじ山の頂点間からのおねじまたはめねじの呼び外径サイズを測定します。 平行ねじの場合、いずれかのねじ山を測定します。 テーパーねじの場合、第4または第5のねじ山を測定します。

本手順で測定した外径サイズは、記載しているねじの呼び径と正確に一致しない場合があります。 このような公差が見られる主な原因としては、工業または製造の許容差が挙げられます。 継手の製造業者が提供しているねじ識別ガイドを使用して、できるだけ正確に外径サイズを判別してください。thread-pitch-gauge-measurement-diagram

ねじピッチを判別する

次は、ねじピッチを判別します。 今度はねじピッチ・ゲージ(別名ねじコーム)を使用します。各ねじピッチ・ゲージ・フォームをねじ山に当てて、適合するものを見つけます。 インチねじのフォームとメートルねじのフォームは非常に似ている場合があるため、時間をかけて念入りにチェックしてください。

ねじ規格を判別する

最後に、ねじ規格を判別します。 おねじ/めねじ、ねじのタイプ、呼び外径サイズ、ピッチを判別したら、ねじ識別ガイドを使用して、対象のねじの規格を識別します。ねじ規格の判別とエンド・コネクションを識別する際は、スウェージロックが発行している『ねじ/エンド・コネクション識別ガイド』をご活用ください。

ねじの識別、準備、取り付けについてさらに詳しく知りたい方は、スウェージロック認定トレーナーが講師を務める スウェージロック基本セミナー の受講をご検討ください。詳細につきましては、最寄りのスウェージロック指定販売会社 までお問い合わせください。

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